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日立、分散処理技術活用で大量データの利用を促進

2011年3月11日(金)IT Leaders編集部

日立製作所は2011年1月17日、「大量データ分散処理アセスメントサービス」を発表した。Hadoopなどの分散処理技術を用いたシステム導入を支援し、企業が保有する膨大なデータの活用と分析作業の効率化を促す。

サービスは4つのメニューで構成する。「分析計画 策定コンサルティングサービス」は、データ分析用システムをどう構成すべきかの基本方針を策定する。「分析方式 検証支援サービス」は企業ごとにどんな処理技術が適切かを提案する。同社ではHadoopのほか、バッチを複数サーバーで高速処理するバッチジョブ分散処理、ほぼリアルタイムにデータを抽出/分析する大量データストリーム処理も合わせて検討する。「基盤導入 検証支援サービス」はクラウド環境を活用しながら大量データの処理基盤としての実用度を検証する。設定済みのクラウドを使うことで短期間で効率よく検証を進められる。「技術研修サービス」は、ユーザーがHadoopなどの分散処理技術について学ぶことができる。

これらサービスを活用後、システム構築を検討する企業に対しては、オンプレミス(自社運用)、パブリッククラウド双方のシステム構築サービスも別途用意する。

オンプレミス向けサービスは、同社のブレードサーバー「HA8000-bd/BD10」にOSやHadoopを含む実行環境をインストールして提供する。パブリッククラウド向けサービスは、同社のクラウドサービス「Harmonious Cloud」と分散処理基盤を組み合わせて提供する。バッチジョブ分散処理基盤には「uCosminexus Grid Process-ing Server」、データ高速処理基盤には「uCosminexus Stream Data Plat-form」を用いる。

そのほか、顧客の要望に応じてアプリケーションの開発支援やオープンソースソフトのサポートサービスなども提供する。価格(税込)は技術研修サービスが5万2500円(2日間、3名まで)。他は個別見積もり。 (折川)

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