インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は2011年3月22日、東北地方太平洋沖地震で被災された方々や地域の復興支援を行う自治体および公共団体などを対象に、関係者間での情報共有を行うためのツールとして、クラウド型のグループウェアサービス「IIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaS」を60日間無料で提供すると発表した。
「IIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaS」は、スケジュール管理、設備予約、掲示板、社内メール、ToDoリストなど、情報共有に必要な機能を網羅的に提供している。特に、避難所や病院などで作業に従事されるスタッフの方々のスケジュール管理や、備品、設備の管理などに役立てることができるほか、そういった情報を関係者間で手軽に共有できる。また、掲示板、社内メールを利用して、関係者との情報交換の場として利用することも可能である。
IIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaSは関西地方にサーバ設備があるため、今回の東北電力、東京電力の電力不足の影響を受けることなく、サーバを利用できる。
申し込み期間は、2011年3月22日~4月28日。利用可能期間はサービス提供開始後60日間。なお同社は、申し込み期間については状況に応じて延長も検討するとしている。利用を希望する団体は、連絡先と利用用途などを可能な範囲で明記の上、対応窓口(gio-rr@iij.ad.jp)へメールにて申し込む。
【記入事項】
- 申込者氏名
- 自治体・公共団体名
- 連絡先メールアドレス
- 連絡がつく電話番号
- 電話可能時間帯
- 利用用途(可能な限り詳しく)
- 現状運営されているWEBサイトがある場合は、そのURL
なお、今回のIIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaSの無料提供は、サイボウズの支援も受けており、両社は引き続き協力して支援を行っていくとしている。
「IIJ GIOサイボウズ ガルーン SaaS」
http://www.iij.ad.jp/GIO/service/garoon/