日本ヒューレット・パッカードは2011年3月30日、無停止型サーバーのハイエンド機種「HP Integrity NonStop NB54000c BladeSystem」(NB54000c)を販売開始した。既存のハイエンド機「NB50000c」と比べて、性能を約2倍に高めた。価格は、4655万7840円(税別4434万800円)から。開発会社は、米Hewlett-Packard。
NB54000cは、部品の多重化や障害性対策によって可用性の高さを追求した無停止型並列機。MPP(超並列処理)型のアーキテクチャを採用し、CPU/メモリー・ボードの追加によって最大4080論理CPUまで拡張できる。特徴は、部品やソフトウエアの多重化による可能性の高さ。OSとアプリケーションは専用のものを使う。
1枚のCPU/メモリー・ボード(ノード)に、2~16個のクアッドコアIntel Itanium 9340(1.60-1.73GHz)を搭載。最大255ノード(最大4080プロセッサ、1万6320コア)まで拡張できる。メイン・メモリーは、CPU/メモリー・ボード上に、プロセッサあたり16GB~48GB(ノードあたり最大768GB)を搭載。ノード間やI/O間の通信には、ServerNetと呼ぶ専用機構を使う。
今回新たに販売を開始したNB54000cは、NonStopサーバーのハイエンド機に相当する。既存のハイエンド機であるNB50000cと比べて、プロセッサをデュアルコアからクアッドコアに、メイン・メモリーをDDR2からDDR3に変更した。これらの変更により、性能が約2倍になったとしている。
なお、NB54000cと同時に、専用のリレーショナル・データベース・ソフトの新版「HP NonStop SQL/MX 3.0」を販売開始した。価格は、税込み496万6500円(税別473万円)から。
なお、NonStopサーバーはもともと、現在の米Hewlett-Packardの前身企業の1つである米Tandem Computersのブランド。当初は米MIPS TechnologiesのRISCプロセッサを用いていたが、2005年6月に米IntelのItaniumプロセッサ搭載機を販売開始。2008年6月には、MPPアーキテクチャはそのままに、ブレード・サーバーのハードウエアを流用してハードウエア・コストを低減した機種を販売開始した。
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