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新日鉄ソリューションズ、IFRS金融商品会計「BancMeasure for IFRS」の受注開始

2011年4月15日(金)

新日鉄ソリューションズは2011年4月14日、IFRS(国際会計基準)の金融商品会計に対応するパッケージソフト「BancMeasure for IFRS」(現行基準準拠)をIFRS任意適用予定の金融機関から受注し、7月に導入すると発表した。同社は、既存顧客とりわけBancMeasureユーザに利用されるが、さらに新規顧客を合わせ、40行への導入を目指すとしている。

「BancMeasure for IFRS」は、日本国産の初めてのIFRS金融商品会計パッケージであり、ロジックが完全にホワイトボックスであることやきめ細かな保守対応が可能であること、日本の監査の実態に合わせて機能改善が行えることが大きなメリットである。

同パッケージは、任意適用予定の金融機関に本年7月に導入され、2012年12月期の決算開示から利用される予定である。このパッケージ構築における知見をベースとして、複数の大手銀行および地方銀行においてIFRS対応診断サービスやシステム開発のための要件定義を進めている。

新日鉄ソリューションズは、時価開示対応パッケージ「BancMeasure」を2009年6月に販売開始しており、既に30行を超える顧客に対し、時価開示ソリューションを提供している。ここで開発されたキャッシュフロー生成、割引現在価値計算機能を利用し、さらに償却原価算出、減損算出、公正価値測定、公正価値管理等の機能を加え、2011年6月末に現行IFRSに準拠した「BancMeasure for IFRS」を発表。そして2012年3月末までには、2011年6月に方針決定されるIFRS9準拠の償却原価算出機能や減損算出機能、ヘッジ会計機能等を付加する予定だという。

また同社は今後、金融商品会計へのシステム対応支援だけではなく、固定資産パッケージや単体財務会計パッケージ、連結財務会計パッケージ等を合わせて提供することにより、金融機関全体のIFRS適用に向けたシステム対応を支援する。さらに、財務・注記情報に加え、財務会計および管理会計の共通の基礎データとなる約定情報や異動明細、信用リスクパラメータ等を蓄積する経営管理統合データベースの構築を支援。この統合データベースの活用により、ALMや収益管理、リスク管理を包含したIFRSベースでの新たな管理会計の実現にも取り組んでいくとしている。


IFRS金融商品会計
http://www.ns-sol.co.jp/ss/ifrs/ifrs_bancmeasure.html

新日鉄ソリューションズ
http://www.ns-sol.co.jp/index.html

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