[新製品・サービス]

アマノ、最短3日で利用開始できる勤怠管理SaaS「CYBER XEED すまぁと勤怠」、ほか

ニュースフラッシュ 新製品・サービス編(2011年6月号)

2011年6月6日(月)IT Leaders編集部

1カ月間に発表された主要な新製品・サービスをご紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から12個の新製品・サービスを取り上げた。

雇用管理

パートやアルバイトの情報をクラウドに蓄積

ヴィクサスは2011年4月18日、パートやアルバイトの雇用を管理するためのSaaS型システム「FSCloud PAM」を発表。同20日、親会社である富士ソフトのクラウド基盤上で提供を開始した。このサービスは、パートやアルバイトが応募時に登録した情報をデータベース化。採用面接のスケジュールや結果だけでなく、入社後の雇用契約の管理に活用する。月額費用は、管理対象1人あたり150円。

アーキテクチャ分析

システムの見える化ツールがFlashに対応

テクマトリックスは2011年4月19日、「Lattix 6.5」の日本語版を販売開始した。同製品は、ソフトウェア構造の可視化やリファクタリングのシミュレーション、変更時の影響分析といった機能を備えるアーキテクチャ分析ツール。新版では、分析対象にFlashコンテンツを追加したほか、Webレポート機能を強化した。価格は、最小構成120万円から。

勤怠管理

最短3日で利用開始できる勤怠管理SaaS

アマノは2011年4月20日、勤怠管理サービス「CYBER XEED すまぁと勤怠」を販売開始した。出退勤時刻の収集や打ち忘れ修正、部門長による承認、実績集計、給与計算ソフトへのデータ連携などの機能をクラウド型で提供する。出退勤の打刻にはタイムレコーダーやパソコン、ICカードなどを使える。月額費用は、1ユーザーあたり220円。初期費用は5万円。申し込みから最短3日で利用を開始できる。

PC管理

社内外のPCを一元管理するセキュリティSaaS

日本マイクロソフトは2011年4月20日、クラウド型のセキュリティ管理サービス「Windows Intune」を提供開始した。提供する機能は、「更新プログラム管理」「アンチウイルス」「暗号化」の3つ。社内PCだけでなく持ち出し用のノートPCや自宅PCなど、Active Directoryのドメイン外にあるPCも管理対象にできる。月額料金は、PC1台あたり1230円から。250台以上の契約には、ボリューム割引を提供。

サーバー

Xeon5600番台搭載のラック型サーバーなど

日立製作所は2011年4月22日、インテル製Xeonプロセサを搭載したサーバー3機種を発表した。各機種ともXeon 5600番台を2個実装し、処理性能を現行機に比べ最大1.2倍に高めた。最大192GBのメモリーと、最大8.4TBのディスクを搭載できる。価格はラック型の「HA8000/RS220」が41万4750円から、同じく「同RS210」が39万3750円から。タワー型の「同TS20」は36万8550円から。

グローバル人材管理

米国発SaaSをベースに独自機能を追加

NECは2011年4月25日、SaaS型人材マネジメントサービス「Cultiiva Global/HM」を販売開始した。サービス開始は同年10月から。業績管理や目標管理といった機能をクラウドで提供する米SuccessFactorsのサービスをベースに、ヘルプデスク機能などを追加した。日本語のほか英語や中国語など34カ国語に対応する。利用料金は、社員5000人場合で年額600万円。

資産管理

社内のIT資産を洗い出す新サービス

大塚商会は2011年4月26日、「ソフトウェア資産管理支援サービス」を発表した。同サービスは、企業内のマイクロソフトやアドビシステムズ、オートデスクの製品を対象に、資産管理状況の現状把握やインベントリの収集、ライセンスの過不足集計を実施する。PC100台あたりの費用は、「現状把握診断サービス」が30万円、「棚卸ワンタイムサービス」が100万円、「ライセンスチェックサービス」が140万円。

バックアップ/リカバリ

USBメモリーを使用可能なリカバリソフト

シマンテックは2011年4月26日、バックアップ/リカバリソフトの新版「Symantec System Recovery 2011」を発表した。強化ポイントは、USBメモリーや仮想システムへのリカバリを可能にしたこと。このほか、ウィザード機能を強化した。これにより、システムダウンからの復旧時間を短縮できるという。多数のクライアントを集中管理する機能も強化した。価格は、サーバー向けが8万4900円から。

ナレッジマネジメント

英語の文章からも“知恵”を引き出す

野村総合研究所は2011年5月9日、ナレッジマネジメントソフトの新版「TRUE TELLER FAQ ナレッジVer.5.0」を発表した。TRUE TELLER FAQ ナレッジは、テキストマイニング技術を使って顧客からの問い合わせ内容などを分析し、その結果を商品開発やサービス改善に役立てられるのが特徴。新版では、英語の文章を対象に分析や同義語検索をできるようにした。

BI

大量データ活用時の分析作業を支援

オージス総研は2011年5月10日、ダッシュボードや簡易レポート作成、多次元分析機能などを備えるBIソフト「Jaspersoft」の新版を発売した。構造化されていない大量データに対応し、HadoopやNoSQLといった技術を用いた分散処理システムを分析対象にできる。データ活用を支援するサービス「モデルベースBA」も提供する。サブスクリプション価格は年額192万円から。

PCサーバー

消費電力を3割削減できるサーバー新版

富士通は2011年5月10日、ラックマウント型サーバー「PRIMERGY RX200 S6 省電力モデル」を発表。6月中旬に出荷を開始する。低消費電力CPU(Xeon L5630)と低消費電力メモリー(LV-Registered DIMM)を採用したほか、温度に応じて冷却ファンの回転数を制御する独自機能を搭載。現行機に比べて、消費電力を最大で約33%削減可能にした。価格は35万3000円から。

ストレージ

アクセス集中時でもディスクI/O性能を維持

日本IBMは2011年5月13日、ハイエンドストレージ「IBM System Storage DS8000シリーズ」の追加機能「DS8000 I/O Priority Manager」を販売開始した。ディスク群(ボリューム)ごとに処理の優先度を設定する機能を搭載。複数のシステムからストレージへのアクセスが集中した際、重要なシステムが利用するボリュームへのI/O速度低下を抑える。追加機能の価格は容量1TBあたり92万1400円。

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