NECは2011年4月22日、バックアップ機能を搭載したデータウエアハウス(DWH)アプライアンス「InfoFrame DWH Appliance 高速バックアップモデル」を発表した。これまで同社は米ネティーザ(2010年11月に米IBMが買収)との共同開発によりDWHアプライアンスの製品展開を図ってきたが、国内でバックアップ機能の要望が特に強いことから、今回独自に機能を強化した。
新製品はDWH機能に加えて、バックアップ用のストレージとサーバーを内蔵している。外部ストレージを別途用意する費用が発生しないため、ユーザー企業は調達や運用に要するコストを抑えられる。
さらに、バックアップ用の内蔵ストレージをファイバチャネルで接続することで、LANケーブルで外部ストレージに接続する場合に比べてバックアップ時間を約8割削減できるという。
バックアップ容量が10TBの「ZA 25B」と20TBの「ZA50B」の2タイプを用意した。価格はいずれも税別でZA25Bが6500万円、ZA50Bが1億2000万円。NECは今後3年間で合計100システムの販売を見込む。 (栗原)