ネオジャパンは2011年6月29日、数百~数万人の大規模組織向けグループウェアの新版「desknet's Enterprise Edition Ver.8」を販売開始した。新たな機能として、災害時にメールで従業員の状況を確認できる安否確認機能を搭載したのが目玉だ。併せて、中規模組織向け製品を新たに販売する。
安否確認機能は、従業員が安否状況を登録できる専用WebページのURLを記載したメールを、事前登録したメールアドレスに一斉送信するもの。メールは、担当者が管理画面上のボタンをクリックすることで送信できる。メールは一斉送信だけでなく、営業部や総務部といったグループ単位でも送信可能だ。
グループウェアの基本機能の強化も図った。例えばユーザーインタフェースをAjaxを利用したものに刷新。ローカルにあるファイルを複数選択し、ドラッグ&ドロップで一度にアップロードできるようにした。従来版は、1つずつファイルを指定してアップロードする必要があった。
動作環境は、データベースがOracle Database 10g/11g、Microsoft SQL Server 2008/2008 R2、PostgreSQL 8.3。サーバーOSがWindows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2、Red Hat Enterprise Linux ES4/AS4/5、Oracle Solaris 10。
併せて、新たに100~700人の中規模組織向けの「desknet's Middle Edition」を発表した。利用できる機能は同Enterprise Edition Ver.8と同じだが、動作保証対象のデータベースをPostgreSQLに、サーバーOSをWindows Server 2008/2008 R2に限定することで価格を抑えた。2011年7月に出荷開始。
各製品の価格は、desknet's Enterprise Edition Ver.8が1000ユーザー420万円で、年間保守サポート料金が別途必要。desknet's Middle Editionの価格は52万5000円からで、価格に初年度の保守サポート費用を含む。