NECとイージェネラは2011年10月19日、NEC製ブレードサーバー「Express5800/SIGMABLADE」向けのイージェネラ製仮想化インフラ管理ソフト「PAN Manager Software」の開発/販売に関して協業契約を締結したと発表した。
今回の契約に基づき、イージェネラがExpress5800/SIGMABLADE向けの「PAN Manager Software for NEC」(仮称)を開発し、同製品をNECがグローバルで独占的に販売する。PAN Manager Software for NECの製品化は2012年春の予定で、以降も両製品の親和性をより高めるために協力体制を継続していく。
イージェネラとの協業についてNECは、「大規模基幹システム領域においてNECが培ってきた技術/ノウハウと、同様にミッションクリティカルな基幹システムにグローバルで豊富な導入実績を持つPAN Managerとを組み合わせることにより、より高い信頼性が求められるプライベートクラウド基盤を構築し、データセンター運用の自動化/簡素化を効率的に実現する」としている。
PAN Managerは元々、イージェネラのブレードサーバー「BladeFrame」専用に開発されたが、2008年よりマルチベンダー対応を進めてきた。現在、デル、ヒューレット・パッカード(HP)、富士通のサーバーに対応しており、今回のNECが4社目の対応サーバーベンダーとなる。イージェネラは今後、対応サーバーベンダーの拡充を目指すとともに、パブリッククラウドとの連携機能の実装も視野に入れて、PAN Managerの機能強化を図っていく。