シマンテックは2012月3月13日、中堅中小企業向けデータ保護ソフトウェアの最新版「Symantec Backup Exec 2012」を発表した。同日より販売パートナー経由で提供を開始する。価格は最小構成で15万4200円(税別)。
同製品の最大の特徴はシンプルさを重視したユーザーインタフェース。「新UI策定にあたっては外部のコンサルタントの協力を仰いだ。技術面な意識せず、バックアップ、ディザスタリカバリを実現できる」(河村浩明 代表取締役社長)。
例えば、バックアップの設定。対象サーバーを選択して「バックアップ」ボタンをクリックすると、対象フォルダやバックアップ先、スケジュールなどを一覧するプロパティ画面を表示。特に指定しなければ、週次の完全バックアップと日次の増分バックアップを設定する。ホーム画面から最短3クリックで作業が完了する。従来はウィザードに従って、バックアップの方式やオプションなどのさまざまな質問に回答する必要があった。
リカバリー面の利便性も向上させた。従来、他の製品に搭載していたシステムリカバリー機能「Simplified System Recovery」を追加した。あらかじめ物理サーバーや仮想サーバー(VMware、Hyper-V)のマシンイメージを取得しておけば、ハードウェア障害が発生時に代替マシン上にOSレベルから復旧できる。物理サーバーのデータを仮想サーバー上に復旧することも可能だ。その他、仮想化サーバーのバックアップ機能や重複排除機能なども強化した。
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