Windows8タブレットをPOSレジスターとして使うための専用機器を日本ヒューレット・パッカードが発売した。通常はレジカウンターに固定しつつ、「モバイルPOS端末」としての着脱も可能だ。
気に入った洋服を見つけたけれど、店頭には希望のサイズや色がない。レジカウンターに行って相談したところ、スタッフはPOSレジスターの“画面”部分をおもむろに外して手に抱え、その服が吊してある場所へと私を促した。アイテムを確認するや、先に持ち出した画面を指でタッチ。実はそれはタブレット端末らしく、店舗システムにアクセスして欲しいサイズと色の在庫があることを告げてくれた。それだけではなく、購入の意思を伝えると、その場でポイントカードへの加算とクレジットカード決済にも対処してくれた─。
こんなことを可能とする製品を日本ヒューレット・パッカードが発表した。法人向けWindows 8タブレット端末「HP ElitePad 900」をPOS端末として使えるようにするドッキングステーション「HP ElitePad リテールドック」である。2014年1月30日に発表した。
まずElitePad 900に、専用オプション「HP ElitePad リテールジャケット」(2013年9月発売)を装着する。ジャケットには、バーコードスキャナーや磁気カードリーダーが内蔵されており、Wi-FiやLTEを介して既存の店舗運営システムと接続すればタブレット端末は「モバイルPOS」へと変身する。
今回発売したリテールドックは、ElitePad+ジャケットで構成する端末を固定するとともに、シリアルやUSB、RJ-45ポートを介してPOS周辺機器を接続できるようにする専用装置。レシートプリンタやキャッシュドロワーと接続すれば、汎用的なPOSレジスターとして使うことができる。
これによって冒頭のシーンのように、通常は固定POS端末としながら、必要に応じてタブレット部分を着脱しモバイルPOSとして使える。一般店舗のほか、特設会場や臨時店舗などでも機動性の高い接客を可能とする。タブレット本体や専用ジャケットを除くリテールドックの価格は3万9900円(税別)。

<主な仕様>
- シリアルポート×4(5V/12V)
- Powered USBポート(24V×1、12V×2)
- USBポート×4
- HDMIコネクタ×1
- VGAコネクタ×1
- RJ-45(Ethernet)×1
- 幅265×奥行き224.2×高さ337.22mm
- 重量約3kg (パワーサプライ及び電源コードを含む)