[事例ニュース]

旭硝子、RFIDを活用し機密文書の持ち出し状況を把握

2014年2月10日(月)IT Leaders編集部

旭硝子は帝人の棚管理システム「Recopick」を導入した。6000以上の機密書類/書籍を管理するのに用いる。帝人が2014年2月6日、発表した。

 RecopickはRFIDを使って物品や書籍などを管理するソリューション。「セルフォーム」と呼ぶ電磁波を発生するシートを活用し、ICタグを取り付けた物品などが棚からいつ離れたのか、戻ったのかなどを把握する。シートはRFIDリーダーと接続しているため、ICタグを取り付けた物品がいつ、何回持ち出されたのかなどをリアルタイムに確認できる。数千もの物品を常時監視できるという。

 旭硝子はRecopickのこうした特性を活かし、機密書類や書籍を管理する用途に用いる。従業員の入退室情報と機密文書の状態を紐づけることで、いつ、誰が、どの機密文書を、どのくらいの時間持ち出したのかを把握できるようにした。

 Recopickを導入したことで、これまで定期的に実施していた機密文書の棚卸し作業が不要となるほか、機密文書の利用状況をきめ細かく管理できる。

 帝人はRecopickの用途として、店舗における顧客の行動把握、商品の盗難防止、図書館における書籍の貸し出し履歴管理、書類や薬品の利用履歴管理などを想定する。

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