NTTアイティは2014年2月21日、Web会議システム「ミーティングプラザ」に、メガネ型カメラ使って参加する拡張機能を発表した。3月10日より発売開始する。
今回発表した「ミーティングプラザ 見てコラボ」は、NTTアイティのWeb会議システム「ミーティングプラザ」の拡張機能。メガネ型カメラとスマートデバイスを組み合わせて、Web会議に参加できるようにした。フィールド作業担当者や医療従事者の遠隔サポートを支援する。
現場の作業者はメガネ型カメラを身に着ける。カメラは、Webカメラとマイクを内蔵しており、装着者が見ている映像や音声をWeb会議システムに送信する。
監督者は、作業者の作業状況を見ながら、音声で指示できる。音声はカメラ内蔵の骨伝導スピーカーで作業者に伝えられる。メガネ内蔵のカメラと音声を使って、やり取りするため、作業者はカメラや電話を手に持つ必要がない。作業に専念できる。
監督者は、同時32拠点までの映像を表示できる。多拠点の現場の映像を同時に見ながら、それぞれに指示を出せる。映像音声ドライバーの設定や、フレームレート、画像サイズ、音声ボリュームなど、各種設定は、監督者が遠隔操作できるようにした。
メガネ型カメラは通信機能を持たない。スマートフォンやタブレットに有線接続して、Web会議システムと通信する。作業中、デバイスはポケットなどに収めておく想定だ。利用可能な端末はWindowsタブレットのみ。将来的にAndroidデバイスにも対応する。
NTTアイティのサーバーを利用するクラウド版と、オンプレミス版を提供する。クラウド版は月額料金が2500円から。既存ユーザーは追加料金なしで利用できる。オンプレミス版はオープン価格。年間で50サーバー、100サービス契約の獲得を目指す。