メガネ専門店「JINS」を展開するジェイアイエヌは、各店の来店状況や顧客の声といった定性情報を収集・蓄積するためのシステムをクラウド上に構築。2014年4月に本稼働させる。製品・サービスを導入したアシストとクリックテック・ジャパン、サイボウズが共同で発表した。
同社は2011年12月にBIツールを導入し、POSデータ分析に活用。商品ごとの企画や販促策、発注業務などに役立てている。その一方で、店内の様子や顧客の反応といった数字で表現できない定性データの収集と活用が次の課題となっていた。
そこで、定性データに照準を合わせたシステムの導入を決めた。同社のスーパーバイザーは、担当店舗において来店状況や来店客の声といった情報を収集。iPhoneを使って新システムに入力する。新システムは、外部のクラウド型データベースを使って構築した。
収集した定性データを、POSデータと組み合わせて分析する体制も整える。具体的には、新システム上のデータを既存のBIツールに取り込むためのデータ連携ソフトを導入する。これにより、店舗ごとの販売傾向や販促効果をより緻密に把握できるようになる。
クラウド型データベースサービスには、サイボウズの「kintone」を採用した。新システムに蓄積されたデータをBIシステムに取り込むためのコネクタは、「kintone Connector for QlikView」。
業種 | メガネ専門店チェーン |
導入システム | クラウド型データベースサービス |
導入目的 | 店舗における定性データの収集・分析 |
導入時期 | 2014年4月 |
主な利用製品 | 「kintone」(サイボウズが提供するクラウド型データベース)、「QlikView」(Qlik Technologiesが開発・販売するBIツール)「kintone Connector for QlikView」(アシストが開発・販売するデータ連携ソフト) |