オフィス用品の通信販売会社であるアスクルは、マーケティング基盤を刷新した。2013年6月から新システムを活用中だ。2014年4月8日、製品の導入やシステム構築を担当したSAS Institute JapanとTISが発表した。
アスクルはこれまで、顧客に関する情報をインターネットやFAXといった販売チャネルごとに管理。基本的には、データ分析を個別に実施していた。このため、顧客の購買行動を断片的にしか捉えられず、効果的なキャンペーン策を打っていく上での制約となっていた。
顧客1人ひとりのニーズに合致したサービスを実現するには、必要に応じてチャネルを使い分ける顧客の行動を横断的に分析することが不可欠だ。同社はそう判断し、新システムの導入に踏み切った。
新システムにおいては、社内に散在していた顧客の声や購買行動といった顧客情報を一元化。統合分析することで、顧客の購買行動やニーズを立体的に把握できるようにした。複数チャネルにおけるキャンペーンの設計や実施、効果検証までを支援する機能も実装した。
プロジェクトの概要
ユーザー名 | アスクル |
業種 | 通信販売 |
導入システム | マーケティングシステム |
導入目的 | 顧客サービスの強化 |
導入時期 | 2013年6月 |
主な利用製品 | 「SAS Customer Intelligence」(顧客分析) |