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EMC「次世代VNXe」をアジア初展示
徹底的に実施した検証結果も惜しみなく公開

ネットワールドセミナー「EMC de night」レポート

2014年6月25日(水)

EMCから、エントリー向けユニファイドストレージVNXeシリーズの新モデルがリリースされた。ネットワールドは、本機のプロトタイプをアジア地域で初めて検証し、検証結果をプライベートイベント「EMC de night」(2014年4月25日)で公開した。全容を明かし始めた次世代VNXeは、いかなる実力を備えたプラットフォームなのだろうか。

既存のVNXeシリーズに多数の追加機能を搭載し、
上位モデルとの“隙間”を埋める

 ネットワールドの業績は2013年も順調に推移し、売上高は対前年度比12%増の成長となった。この原動力となっているのが仮想化への取り組みであり、「データセンターのあらゆる構成要素を仮想化していく」という戦略のもと、様々なテクノロジー・パートナーとのタッグを組んだビジネスを展開している。

 なかでもSDS(Software-Defined Storage)やBCP/DRなどのソリューションを含めたストレージ分野では、EMCとの関係をこれまでにも増して深めている。例えば、EMCが主催するパートナーアワードにおいて、ネットワールドはビジネス・リーダーシップ部門でSMBリーダシップ賞を受賞するなど、両社はお互いのビジネスにとって、なくてはならない存在になっているといって過言ではない。

 そうした中で開催されたネットワールドのプライベートイベント「EMC de night」において、画期的な発表が行われた。アジアにまだ1台しかない次世代EMC VNXeのプロトタイプを、ネットワールドが検証した。その事前検証結果を、SIパートナーのエンジニアなど、限られた一部の関係者に公開したのである。

写真1 セミナー会場に展示された次世代EMC VNXeのプロトタイプ
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 プレゼンテーションを行った同社 ストラテジックプロダクツ営業部の藤本匡代氏とSI技術本部ストレージ基盤グループの渡会正行氏によると、どうやら次世代VNXeは、既存のVNXeシリーズによるエントリーモデルのラインナップと、VNXシリーズによる上位モデルのラインナップの“隙間”を埋める位置づけとなるようだ。

 完全なユニファイドストレージであるVNXシリーズは、FAST CacheやMCxといった最新のストレージ機能にも対応するなど優位性を発揮するが、技術的にもコスト的にもやや敷居が高く、筐体も8U以上と大きなラックスペースを必要とし、専任のIT部門を持たない中堅・中小規模の企業にとっては導入が難しかった。

 そこで需要を伸ばしてきたのが、「安い」(1台84万円~)、「簡単」(箱を開けてから15分で構築完了)、「便利」(NFS/CIFS/iSCSIの1台3役)といったメリットを提供するVNXeシリーズというわけだ。しかし、既存のVNXeシリーズには物足りない点があったことも否めない。それは、FC(ファイバチャネル)に未対応であること、FAST(全自動ストレージ階層化)機能が使えないことの大きく2点に集約される。「この点に関しては、次世代VNXeが克服します」と、藤本氏と渡会氏は語った。

従来機の3倍以上のパフォーマンスと
完全なユニファイド環境を提供

 まず、藤本氏と渡会氏が示したのは、既存製品のVNXe3150と次世代VNXeの新旧両モデルによるハードウェア比較である。

 次世代VNXeは、CPUを従来のWestmereからSandy Bridgeマイクロアーキテクチャに準拠したインテル・プロセッサーに変更するとともに、最大メモリ容量は8GBから24GBへ、オンボードNICは1Gbps×2ポートから10Gbps×4ポートへと大幅な強化が図られている。さらに、これまで未対応だったFAST Cacheが最大200GBまで搭載可能となり、I/Oモジュールを追加することで8G FCを4ポートまで拡張することができる。

 「これにより次世代VNXeは、従来からの『簡単』『便利』『安い』といったメリットを継承しつつ、VNXe3150との比較で3倍以上のパワフルなパフォーマンスを得ることができます」と藤本氏は強調した。

写真2 セミナーで懇切丁寧な解説を担った藤本匡代氏(右)と渡会正行氏(左)

 続いて渡会氏が言及したのが、「MCx(MultiCore x)」によるソフトウェア面からの機能強化である。MCxとは、VNXeシリーズのストレージOSである「VNXe OE」上で、CPUコアを分散させた動的な利用を可能にする技術だ。「これまで上位モデルのVNXにしか搭載されていなかったこの技術を、次世代VNXeでも利用できるようになります。MCxのxに当てはまるのは、Cache、FAST Cache、RAIDといった機能で、それぞれ大幅なパフォーマンス向上が期待できます」。

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