リクルート住まいカンパニーは、顧客である不動産会社に関する情報や営業履歴をクラウド上で一元管理する仕組みを構築した。サービスを提供するセールスフォース・ドットコムが2014年6月16日に発表した。
不動産・住宅情報サイトの運営や情報誌の発行などを行うリクルート住まいカンパニーの中核ビジネスは、不動産会社に対する広告営業である。その同社が今般、訪問営業に続く顧客接点としてコールセンターを新設。合わせて、顧客情報や営業履歴をクラウドサービスを用いて一元管理するシステムを運用開始した。
セールスフォース・ドットコムが提供するクラウドプラットフォーム「Salesforce1」上に構築した新システムは、営業担当者が訪問履歴のほか受発注、失注といった営業結果を入力。営業に使った資料とともに、コールセンターと共有する仕組みだ。電話による追加提案やアフターフォローの質を引き上げることを狙う。
モバイル環境からも利用可能だ。営業担当者は、顧客がいつどんな提案を受け、現在はどのような状況にあるかを外出先でチェックできるため、営業活動を効率化できる。
同社は今後、メールや各種メッセージサービスでの顧客対応にも、新システムを適用していく計画という。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | リクルート住まいカンパニー |
業種 | 不動産・住宅情報サイトの運営、情報誌の発行、カウンターにおける相談サービス |
導入システム | 顧客情報管理システム |
導入目的 | コールセンター業務の最適化、営業業務の効率化 |
導入時期 | ─ |
主な利用製品 | 「Salesforce1」 |