独SAPの日本法人は2015年2月13日、自動車業界におけるIT活用を支援するための拠点として「オートモティブ・コンピテンシー・センター」を設立したと発表した。グローバルな競争力につながるソリューションを提供するという。
SAPジャパンが設立した「オートモティブ・コンピテンシー・センター」は、日本の自動車業界を対象にする専門組織である。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)やビッグデータへの対応や、グローバル化に伴うバリューチェーンの複雑化などへの取り組みを、事業の成長と変革の機会にするためのシステム活用法を開発し、顧客企業に提供するのが役割だ。
同センターは、世界の自動車業界に関する知識と経験を持つ海外のエキスパートチームと、日本の自動車業界への見識を持つ日本人社員のチームで構成される。自動車業界における基幹業務について、顧客のニーズや環境に即したカスタム開発などを担う。そこでは、日本の自動車メーカーが持つアイデアに、SAPがグローバルで持つ知見を組み合わせるという。
海外での知見としてSAPは、IoT/ビッグデータ関連では、同社のHANAを中心としたリアルタイムコンピューティングへの取り組みやコネクテッドカーなどの新たなビジネスモデルの支援を挙げる。サプライチェーンについては、セールスからサービスパーツ、保証、生産/管理/設備/人材の管理などをカバーする種々のソリューションを挙げている。
SAPジャパンは現在、SAPがグローバルに持つ経験/ノウハウを日本市場に展開するために、部門を問わず「One SAP」として顧客を支援できるように組織体制を再編しているところ。オートモティブ・コンピテンシー・センターの設立も、One SAPの一環としている。
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