資生堂は、美容部員が互いに学び合う仮想コミュニティを築くためのモバイルアプリを開発した。組織力の強化や人材育成、顧客満足度の向上が狙い。製品を導入する米IBMが、2015年2月24日に発表した。
同社は2013年6月、国内店舗に勤務する約1万人の美容部員を対象にタブレット端末を配布。スケジュール管理や業務報告、社内コミュニケーションといった業務アプリをモバイル環境で利用できる環境を整備済みだ。
同環境に今回、情報交換を通じてお互いに学び合うためのアプリを追加した。美容部員は、新アプリを用いて接客ノウハウや互いの業務内容に対する感想、顧客の声などを共有。成功事例の横展開や教育、一貫性のある顧客サービスに生かしていく。
IBM製のモバイル・アプリケーション・プラットフォームを用いて開発した。タブレット端末はiPad。
| 【プロジェクトの概要】 | |
| ユーザー名 | 資生堂 |
| 事業内容 | 化粧品製造・販売 |
| 導入システム | 美容部員向け情報共有アプリ |
| 導入目的 | 組織力の強化、人材育成、顧客満足度の向上 |
| 主な利用製品 | 「IBM MobileFirst Platform」 |
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