CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)は2015年2月27日、シンクライアント環境の運用支援サービスを提供し始めた発表した。業務フロー/手順書などのテンプレートや遠隔運用サービスにより、ユーザー自身が運用するよりもTCO(Total Cost of Ownership:所有総コスト)を最大で3割削減できるとしている。
シンクライアントの運用支援サービスは、「運用設計」「運用代行」「テクニカル運用サポート」の3つのサービスで構成されている。いずれもマルチベンダー環境に対応し、使用しているシンクライアント製品を問わないという。
運用設計では、運用業務一覧表や運用設計書、業務フローを作成する。そのために、タスクや体制を維持するためのルールや管理手法などを定める。
運用代行では、仮想マシンの払い出しやセキュリティパッチの適用といった定常業務や、障害対応や復旧案の支援などを常駐またはリモートで提供する。システム管理者には定期的に運用状況を報告する。
テクニカル運用サポートでは、システム管理者からの問い合わせに対し、アドバイスしたり、障害要因の切り分けやメーカーサポートへの技術的な問い合わせを代行したりする。
今後は、メニューの拡充や自動化などを図りサービス品質を高めていく。社員の働き方を含めた構想策定などを含むシンクライアント導入支援サービスと併せて、1年間に30億円の売り上げを目指す。