キリングループは、国内拠点で利用する約1万4000台のPCをデスクトップ仮想化基盤(VDI)に移行した。セキュリティ強化と利便性向上が狙い。ワークスタイル変革にも役立てていく。NTTデータと共に導入を担当した日本IBMが2015年3月23日に発表した。
移行対象となったのは、持株会社であるキリンホールディングをはじめ、関連会社を含む国内のグループ企業47社が利用しているPCである。
従来のPC環境においては、情報漏洩のリスクを回避するため社外での利用を制限せざるを得なかった。今回、アプリケーションやデータをユーザー側で保持しない仮想デスクトップ環境を導入したことにより、セキュリティの強化とユーザーの利便性向上の両方を実現できた。
新システムにより、社員は外出先や自宅でも社内と同じ環境で作業できるようになったほか、セキュリティ・パッチを更新するなどの煩雑な作業から解放された。システム部門にとっては、全体の運用管理を徹底できるメリットがあるという。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | キリングループ |
事業内容 | 飲料メーカー |
導入システム | デスクトップ仮想化基盤(VDI) |
導入目的 | セキュリティ強化、利便性向上 |