新興の専業ベンダーと大手システムベンダーが激しいシェア競争を繰り広げているフラッシュストレージ市場。HDDからフラッシュへの置き換えで、ユーザーはどのようなメリットが得られるのだろうか。来日した米ピュア・ストレージ(Pure Storage)のCEO、スコット・ディーツェン(Scott Dietzen)氏に戦略とユーザーメリットを中心に話を聞いた。
「HDDかフラッシュか、今ではその判断はたやすいはずだ」
――2009年の創業以来、企業のプライマリストレージをHDDからフラッシュドライブに置き換える「フラッシュ・フォー・オール」戦略を推し進めている。実際の市場でも順調に浸透が進んでいる実感はあるか。
我々の戦略は、特定の地域では非常に受け入れられていると思う。特に北米市場では強い実感を持っている。競合にして市場リーダーのEMCがわざわざオールフラッシュストレージを投入して、我々と対抗できる力をつけようとしているのがその証左だ。
この流れはいずれ、世界のどの地域でも確実に訪れるものと考えている。これだけフラッシュストレージのパフォーマンスが上がり、低価格で提供が可能になったのだから、HDDかフラッシュかで、経営者が賢明な判断を下すのは実にたやすいことではないだろうか。
米ピュア・ストレージCEOのスコット・ディーツェン氏――確かにフラッシュの処理性能はHDDより高く、コストもかなり下がってきているが、それでもHDDの容量単価には及ばない。また、書き込み回数制限など特性上の課題もあり、成熟した技術のほうにより信頼を置く企業は依然として多い。
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