米EMCと米Cisco Systemsの合弁事業である米VCEの日本法人は2015年6月25日、大規模なインフラ構築に対応したラック型のコンバージド(統合型)システム「VCE VxRack」を2015年第3四半期から提供すると発表した。
VCE VxRackは、工場でハードウェアやソフトウェアの統合から、テスト、検証までを済ませたラック型のシステム。小規模構成から導入を始め、千台以上のサーバーシステム、ストレージ容量は数十PBクラスにまで拡張できる。
そのために、EMCが提供するストレージのネットワーキング機能「EMC ScaleIO」を採用。サーバー拡張とストレージを分離しながら、千台規模への拡張を可能にしている。
VCEはこれまで、統合するコンポーネントを一意に決めた「コンバージドシステム」を提供していた。VxRackでは、構成するハード/ソフトウェアスタックを選択できるようにし、EMCグループやCisco製品に限らず、パートナー企業などが提供する種々のテクノロジーの統合にも対応する。選択肢があることを「ハイパーコンバージドシステム」と呼んでいる。
標準的な構成は、ScaleIOと、Ciscoのラック型スイッチ「Nexus」を搭載。ハイパーバイザーとしてVMware vSphereやKVMのほか、ベアメタルも選択できる。VMware仮想環境に最適化したモデルは、VMwareの「EVO:RACK」テクノロジーと「Virtual SAN」がベースになる。管理/オーケストレーション用のスイートソフトウェア「VMware vRealize」をオプションで用意する。
VxRackシステムの価格は個別見積もり。コンポーネントレベルのアップデート、ライフサイクル保証、一元サポートを提供する。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


