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テラスカイ、Salesforce用の画面開発ツール「SkyVisualEditor」をバージョンアップ

2015年6月29日(月)IT Leaders編集部

システム連携サービスなどを提供するテラスカイは2015年6月26日、Salesforce.com用の画面開発ツール「SkyVisualEditor」をバージョンアップしたと発表した。開発生産性を高めたほか、テーブルフィルタや検索といった機能を追加した。

 SkyVisualEditorは、ドラッグ&ドロップ操作で米Salesforce.comが提供するクラウドサービス用の画面を開発するためのツール。画面生産性を高めるために、開発環境である「Studio」の操作性の改善を図っている。

 具体的には、オブジェクト選択時のフィルター検索や、項目検索時の項目の型指定を可能にした。作成したページのオブジェクトや項目のAPI参照名を、Studio画面から変更できるため、作成した画面をひな形に別のオブジェクトのページを作成できる。Salesforce.comの開発言語「Visualforce」でコーディングしたページを取り込めるようにもした。

 新たに追加したのは、テーブルフィルター機能や検索を容易にする機能。テーブルフィルターでは、標準コンポーネントであるデータや複数行データ、行動結合の各テーブルを利用して作成した表において、フィルターが利用できる。活動履歴などレコード件数が多いテーブルの絞り込みを容易にする。

 検索では、検索テンプレート画面において、検索条件項目の配置順を自由に指定できるようにした。日付や数値など範囲を指定する項目と、テキストなど検索条件を指定する項目を、業務に合わせた順番で画面に配置できる。従来は「範囲指定項目」でのみ利用可能だった日付項目を、固定の値を条件として指定する「検索条件項目」としても利用可能にしている。

 これらのほか、Salesforce.comの「Summer'14(API 31.0)」バージョンや、見積もり/注文オブジェクトなどにも対応した。

 SkyVisualEditorの価格は、開発した画面の利用者が課金対象になる。大手企業を対象に100IDごとに契約する「エンタープライズパッケージ」では、初期費用が50万円(税別)、月額利用用は100IDにつき9万円(同)。Salesforce.comのライセンスが「Enterprise Edition」の場合の料金で、他バージョンの場合は個別見積もりになる。

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