東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)は2015年6月30日、生産管理パッケージ「MCFrame」のラインアップにPLM(Product Lifecycle Management)製品の「MCFrame PLM」を加え、2015年7月1日に発売すると発表した。設計から製造までをMCFrame製品群でカバーする。
MCFrame PLMは、図研の「PreSight/visual BOM」のOEM(相手先ブランドによる生産)製品。BOM(品目/構成)をコンテナーとし、軽量3Dデータを設計から生産、販売といった業務全般に活用できるようにする。製品企画段階からのQCD(Quality、Cost、Delivery)の作り込みを支援する。
各種CADデータをBOMと統合することで、設計資産の検索性を高める。コストや納期といった品目属性情報に形状の類似性などを加味した検索や比較ができるため、標準化や効率化を推進できる。より高度な原価企画が可能になるとしている。
モジュールの組合せによる設計機能(コンフィギュレーション)では、引き合い/見積もり作成や、バリエーションの検討を支援する。BOMと連動して3Dイメージを動的に生成することで、コストのほかに製造性や意匠までを評価できる。
MCFrame PLMは、図研とB-EN-Gの資本業務提携による最初の製品。両社は製品ロードマップを共有し、今後は製品間の連携も計画している。製品設計から生産、販売、原価管理まで、より広い業務分野に対し提案していく考えだ。