ネットワーク関連製品ベンダーのSkeed(スキード)は2015年8月26日、ファイル伝送ソフトウェア「SilverBullet for File Messenger」の新バージョンをリリースした。新バージョンでは、Amazon S3およびニフティクラウドストレージとの連携機能が追加された。
Skeedの「SilverBullet for File Messenger」は、同社開発のデータ伝送プロトコル「SSBP(Skeed SilverBullet Protocol)」を利用した、Webベースのファイル伝送ソフトウェアである。SSBPは、従来のTCPを用いた伝送プロトコルにおいて伝送性能低下の原因になるACK(受信確認応答)を分離した独自開発のアーキテクチャを備えており、TCPの数十倍の性能でデータ伝送が可能になると同社はアピールしている。
SilverBullet for File Messengerの新バージョンでは、クラウドストレージ連携機能として、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドストレージ「Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)」、ニフティの「ニフティクラウドストレージ」をサポート。SilverBullet for File Messengerのユーザーは、両クラウドストレージサービスに対して直接、SSBPがもたらすスピードでファイルの読み書きを行えるようになった。
SilverBullet for File Messengerは、使用上限帯域の異なる100Mbps版と1Gbps版が用意され、ユーザー数分のライセンスを購入するかたちで利用を始められる。ライセンス価格は要問い合わせとなっている。