アクセンチュアは2015年8月28日、独SAP製のERPソフトウェア「SAP S/4HANA」の導入支援サービスを開始すると発表した。インメモリーデータベースを核にするアプリケーション基盤「SAP HANA」上に導入し、予測型の経営モデルの構築を支援する。
「SAP S/4HANA」の導入支援サービスは、独SAP製のアプリケーション基盤「SAP HANA」上で動作するERP(Enterprise Resource Planning)ソフトウェアであるS/4HANAの構築を支援するもの。システムや業務の運用/保守までに対応することで、既存ERPからの安定的かつスムーズな移行を可能にする。
移行に止まらず、SAP HANAのインメモリー処理の高速性を生かし、大量データの分析に基づく予測型経営モデルや、新しい対顧客サービスを作り出すための経営基盤の構築までを支援する。
マネージド型クラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」などを使うことで、クラウドによるサービスも提供する。クラウド版では、S/4HANA導入の初期投資をおさえながら、新しいテクノロジーを常に利用可能なIT基盤を整備する。
アクセンチュアは、SAP HANA関連の認定コンサルタント資格の取得数が、国内のSAPパートナー企業の中で最も多い。専門性を持つ人材が、全世界の専門家と協業しながら、サービスを提供するとしている。