中国レノボの日本法人は2015年9月9日、中堅以上の企業を対象にコンバージドシステム(垂直統合型システム)を構成するためのリファレンスアーキテクチャーを発表した。IaaS(Infrastructure as a Service)基盤やビッグデータ処理基盤などを、同社製のサーバーやストレージを使って短期に構築できるようにする。
発表したリファレンスアーキテクチャーは、米VMware製のIaaS(Infrastructure as a Service)構築用ソフトウェア群である「VMware Software Defined DataCenter(SDDC)」と、OSS(Open Source Software)のIaaS構築用ソフトウェア群で米Redhatが提供する「Red Hat OpenStack」、およびビッグデータ対応基盤となる「Hadoop」を対象にしたもの。それぞれに最適化したハードウェアとソフトウェアの構成を提供し、システム構築の短期化や運用の安定性を高める。
VMware SDDC用のリファレンスアーキテクチャー「Lenovo Cloud Reference Architecture for VMware SDDC」では、最新の「Lenovo System x M5」ラックサーバーやネットワーク製品、およびストレージに「IBM Storwize」を組み合わせる。内蔵するフラッシュストレージと、「VMware VSAN」を使ったコンバージドシステムも提供する。
Red Hat OpenStack用のリファレンスアーキテクチャー「Lenovo Cloud Reference Architecture for Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」は、サイジング済みの「System x3650/x3550 M5」ラックサーバーを組み合わせる。小規模構成から始められる拡張性を備える。内蔵フラッシュストレージを組み合わせたコンバージドシステムも提供する。
Hadoop用のリファレンスアーキテクチャーである「Lenovo Big Data Reference Architecture」では、Cloudera、MapR、IBMそれぞれのHadoopに対応した。Lenovo System x3650/x3550 M5ラックサーバーを組み合わせる。
同時に、OSSのデータベースに対応した「Lenovo System x3850 X6」サーバーを使ったシステムも発表している。「Lenovo Database Configuration for EnterpriseDB Postgres Plus」と「Lenovo Database Configuration for MongoDB Enterprise」である。前者は「Postgres Plus Advanced Server」を、後者はNoSQLの「MongoDB」をそれぞれ組み合わせる。
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