レノボは2015年10月27日(米国時間)、米レッドハットとの協力関係を拡大しクラウド環境構築に向けた事業を推進すると発表した。レッドハットが持つクラウド環境を構築するためソフトウェアをレノボのハードウェアと組み合わせて提供する。
新たに提供するのは、レッドハットのクラウド構築用ソフトウェアである「Red Hat Enterprise Linux Openstack Platform」と運用管理ツール「Red Hat CloudForms」を、レノボのサーバーやストレージ、ネットワーキング製品と組み合わせたもの。既存インフラとの統合が容易なクラウド基盤の提供が目的だ。
レッドハットのOpenStackを前提にレノボは、クラウド構築用リファレンスアーキテクチャー「Lenovo Cloud Reference Architecture for Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform」を用意。ユーザーは最適化されたシステム構成で、仮想化インフラの設定・運用を始められるほか、プライベートおよびパブリックのクラウドを組み合わせるハイブリッド型クラウド環境の構築・管理における複雑さを解消する。
仮想化環境の制御や、プライベートまたはハイブリッド型クラウドの構築/管理をユーザー自身が実施する場合は、Red Hat CloudFormsにより包括的な管理・運用が可能になる。導入後にニーズが変化しても、レノボ製サーバーのスケーラビリティとRed Hat Cloudformsによって、継続的なIaaS(Infrastructure as a Service)モデルへの拡張が可能になるとしている。
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