オープンストリームは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)関連データなどをリアルタイムで収集するクラウドサービス「LogStream(ログストリーム)」を開始した。併せて、独自のビッグデータ解析技術を使ったモデリング/解析/通知サービスとなる「RecoBee(レコビー)」(仮称)を開発中だと明らかにした。いずれも顧客の行動分析に焦点を当てている。同社の持株会社である豆蔵ホールディングスが2015年11月5日に発表した。
「LogStream」は、顧客の行動把握に向けたデータ収集/蓄積のためのクラウドサービス。モバイル端末やIoT(Internet of Things:モノのインターネット)デバイスなどから、位置情報や移動速度、移動距離、所持者の姿勢などをリアルタイムに収集・蓄積し、ビッグデータとして取り扱えるようにする。サービスはAWS(Amazon Web Services)上に構築した。
収集し1次加工したデータは、EC(Electronic Commerce:電子商取引)サイトのレコメンデーションシステムやBI(Business Intelligence)ツールなど、各種の通知サービスやのデータ解析ツールなどに提供する。そのため、外部システムに向けたインタフェースを公開する。
一方、現在開発中の「RecoBee」は、LogStreamが収集・蓄積したデータを分析するためのサービス。同社が持つリアルタイムデータ解析や機械学習、AI関連の技術を組み合せることで、顧客の行動分析などを可能にする。LogStreamと連携させれば、データを容易に可視化できるほか、顧客の立つ/座る/歩く/走るといった行動までを加味したタイミングでの情報発信が実現できるとする。各種クライアント向けのSDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)を用意する予定である。