Cloud Foundryを配備・監視するBOSH【第6回】
2016年1月26日(火)萱間 真人(CTC クラウドイノベーションセンター 主任)
第5回の「Cloud Foundry」見学ツアーでは、Cloud Foundry上で動作するアプリケーションのログや、Cloud Foundryコンポーネントのメトリクスを収集する「Loggregator」についてお伝えしました。最終回となる第6回では、Cloud Foundryそのものを配備し、継続的に監視するためのソフトウェアである「BOSH」を見学していきます。
今回の見学ツアーの対象である「BOSH」は、Cloud Foundry自身を配備し、継続的に監視するためのソフトウェアです。まずは、「配備するソフトウェア」としての側面を見学してから、次に「監視するソフトウェア」としての側面を見ていきましょう。
ここが今回の見学ツアーのスタート地点です。「何もない空き地じゃないか」ですかですか?そうですね、ここには何もありません。今回のツアーでは、この場所にCloud Foundryができあがるまでをみなさんと一緒に見ていこうと思います。まずは、ここから少し遠くに見える、あの大きな建物の中に入ってみましょう。
Cloud Foundryを配備するBOSHの司令塔はDirector
Cloud Foundryはたくさんのコンポーネントが連携した複雑なアーキテクチャーを持っています。そのことは、これまでの見学ツアーで、みなさんもご理解されていることでしょう。
その複雑なCloud Foundryを配備するために、コンポーネントを1つひとつインストールしていくのでは効率が悪く、誤りも増えてしまいます。そこで必要になるのが、Cloud Foundryを配備するためのソフトウェアです。それが、今、みなさんが入ってきた建物、BOSHです。
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