コンピューターの開発、製造、販売および輸出入などを行うジーデップ・アドバンス(GDEPアドバンス)は2016年4月7日、米NVIDIAのDeep Learning(深層学習)向けスーパーコンピューター「NVIDIA DGX-1」の国内取り扱いを開始すると発表した。受注時期は未定。
「NVIDIA DGX-1」は、インターコネクト技術「NVLink」に対応したNVIDIA設計のマザーボードに、新しい「Pascal」アーキテクチャをベースとしたGPU(Graphics Processing Unit)「Tesla P100」を8機搭載した、Deep Learning(深層学習)専用スーパーコンピューターだ。
TESLA P100は、Deep Learningコンピューターのエンジンとして設計されており、倍精度で5.3TFLOPS、単精度で10.6TFLOPS、半精度で21.2TFLOPSの演算性能を持っている。新製品は、このTeala P100を8機搭載することで、半精度(FP16)で170TFOPSの性能を実現した。
一般的なフレームワークに加え、NVIDIAディープラーニングGPUトレーニングシステム「DIGITS」、CUDA(DNN)、NVIDIAディープラーニングSDK(Software Development Kit)、ドライバー、ニューラルネットワーク構築のためのソフトウェアが提供される。コンテナの作成と展開、システムの更新、アプリケーションリポジトリ用のクラウド管理サービスへのアクセス機能も用意している。これらのソフトウェアの組み合わせにより、従来のGPUアクセラレーションソリューションの12倍の高速化が可能になるとしている。
NVIDIA DGX-1の国内価格は未定。