EMCジャパンは2016年5月25日、CDM(Copy Data Management:コピーデータ管理)の新しいソフトウェア製品「EMC Enterprise Copy Data Management(eCDM)」を発表した。プライマリー/保護ストレージにおけるデータ管理の効率性を向上し、データの無秩序な増加に対応可能にして、ストレージコストの削減を図れるようにする。
「eCDM」は、コピーデータの発見/自動化/最適化によって、コスト削減とプロセスの適正化を図るCDM製品群の中核ソフトウェア製品である。多種多様なデータをモニタリング・管理する製品およびクラウドベースのアナリティクスサービスを提供することで、必要なデータを最適なティアに格納することを支援し、作業負荷やコストを削減する。
コピーデータのモニタリングと、管理プロセスの自動化が中核機能。ユーザー定義型のサービスプランを実行することで、適切な数のコピーを適切な場所に格納し、全社規模で一貫したデータ管理のサービスレベルを確保可能になる。
オールフラッシュストレージ「VMAX All Flash」「XtremIO」やバックアップストレージ「Data Domain」などの効率性を向上し、プライマリーストレージや保護ストレージ全体を通じて既存のコピーを発見できる。eCDMを補足するために用意した新しいAnalytics as a Service(サービスとしてのアナリティクス)である「EMC Enterprise Copy Data Analytics(eCDA)」は、インフラを最適化するための知見を提供する。
eCDMとeCDAは、2016年第3四半期(7月~9月)から提供を開始する予定だ。eCDMでは、まず、EMCシステムでのコピー増加に対応する機能を中心に提供する。