電通国際情報サービス(ISID)は2016年10月14日、金融機関の非清算店頭デリバティブ(金融派生商品)取引に係る証拠金規制への対応に特化したパッケージ製品「iCollex(アイコレックス)」の提供を開始した。
「iCollex」は、ISIDが手がけてきた国内金融機関のデリバティブ取引業務や担保管理業務におけるシステム構築のノウハウをベースに、規制対応に必要となる機能を網羅的に搭載しており、規制対応の確実な遂行と効率化を支援する。オンプレミス型システム構築とクラウドサービスによるSaaS(Software as a Service)提供の両方に対応するため、各金融機関のニーズに合わせた導入が可能だ。既存のシステムに大きな変更を加えずに、短期間で安価に導入できる。
具体的には、時価変動相当額を算出する「変動証拠金計算」、取引相手方が将来破綻した際に取引を再構築するまでに生じうる時価変動の推計額を算出でき、標準表・SIMM(国際スワップデリバティブ協会が推奨する標準的手法)の双方に対応した計算が可能な「当初証拠金計算」、契約ごと・受け払いごとのヘアカット率を定義できる「8%ヘアカット対応」、既存の契約に加えて規制要件に対応した新たな契約の追加管理が可能な「CSA契約の複数管理」の機能を備えている。
そのほかにも、証拠金の日次評価や担保交渉管理が可能なほか、T+1決済(取引後24時間以内での決済)に対応している。
iCollexの価格は、オンプレミス型の場合、ライセンス価格が1000万円(税別、以下同様)からで、月額保守料が20万円から。SaaS型の場合は月額利用料が35万円からになる。導入支援費用は別途見積。規制対応に関するコンサルティングサービスも提供している。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



