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米マイクロソフト、Office 365でチャットベースのワークスペース「Teams」を提供

2017年3月17日(金)IT Leaders編集部

米マイクロソフトは、Office 365のチャットベースのワークスペース「Microsoft Teams」の提供を2017年3月15日(現地時間)に開始した。日本語を含む19言語で提供する。法人向けのOffice 365プランの利用者はダウンロードして無料で使用できる。

 「Microsoft Teams」は、チームで働く人を対象とした様々なツールを備えており、コンテンツを共有しながらチャットや音声、映像を使ってコミュニケーションを取れる環境を提供する。Officeアプリケーションに統合されているほか、Office 365のクラウド基盤によりサービス提供する。

 2016年11月に公開したプレビュー版と比較し、100以上の新機能を追加した。追加した機能には、スケジューリング機能を備えた会議体験の強化、モバイルによる音声通話、メール統合、セキュリティとコンプライアンスの新機能を含んでいる。画面読み上げ機能、高コントラスト画面、キーボードのみによるナビゲーションなど、新たな利用者補助機能も提供する。

 チーム単位の人々を結びつけるスレッド化された履歴付きのチャット機能を提供する。会話は、1対1のプライベートなものからチーム全体に向けたものにも対応する。利用者は自分に関係する複数のチームへアクセスすることが可能だ。

 WordやExcel、PowerPoint、SharePoint、OneNote、Power BIはMicrosoft Teamsのなかに組み込まれていて、必要な情報やツールを場所を選ばず即座に利用できる。

 タブやコネクタ、ボットなどにより、チームのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズできる。サードパーティー製のアプリケーションも、Microsoft PlannerやVisual Studioのサービスと同様に扱われる。SAPやTwitter、YouTubeやGoogleアナリティクスなど、150以上(予定も含む)のサービスとのインテグレーションが可能だ。

 SOC 1および2、EU Model Clauses、ISO27001やHIPAAなどのセキュリティ・コンプライアンス基準を満たしている。

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