インドに本社を置くSIベンダー、Infosysの日本支社は2017年6月7日、都内で説明会を開き、AI(人工知能)によるデータ分析やRPA(Robotic Rpocess Automation)によって業務を自動化するソフト「Infosys Nia」の提供を開始したと発表した。SIサービスだけでなく、ソフトウェアライセンス単体でも販売する。
インフォシスの日本代表を務める大西俊介氏Infosys Niaは、オープンソースソフトウェア(OSS)をベースにInfosysが開発したソフトウェア製品である。Infosys Nia自体も、ライセンス購入者にソースコードを開示している。
広範囲にわたって業務を自動化することを狙ったもので、まず第1段階として、パスワードのリセットといった単純な業務をRPAによって自動化する。このための製品として、「Infosys Automation Platform」(IAP)を提供する。
第2段階として、機械学習を用いたデータ分析によって、収益予測や開発すべき製品の予測、顧客行動の分析などのように、今後の状況を予測する。このための製品として、「Infosys Information Platform」(IIP)を提供する。機械学習のためのアルゴリズムを多数備えており、ケースに応じて適切なアルゴリズムを推奨してくれるという。
第3段階として、予測されることに対してどう対応すべきかという、従来であれば専門家やベテランの知見を活用して判断していたことを自動化する。このための製品として、「Infosys Knowledge Platform」(IIP)を提供する。
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