ネットワンシステムズのグループ会社であるネットワンパートナーズは、サイバー攻撃対策とワークスタイル変革を同時に可能にする、標的型攻撃対策を組み込んだ検証済み仮想デスクトップパッケージ「EgisDesktop」を発売した。高品質な基盤を容易に提供可能になる。
「EgisDesktop」は、ネットワングループの設計・構築ノウハウをパッケージ化することで高度なセキュリティ対策と安定した体感速度を両立した、検証済みの仮想デスクトップパッケージ製品である。パートナー企業は、設計・構築の工数を削減できるようになる。
構成は、パロアルトネットワークスのNGEPP(次世代エンドポイント保護)セキュリティソフトウェア「Traps」、ヴイエムウェアの仮想デスクトップソフト「VMware Horizon」およびサーバー仮想化ソフト「VMware vSphere」、シスコシステムズのサーバー「Cisco UCS」およびデータセンタースイッチ「Cisco Nexus」、ティントリのエンタープライズクラウド基盤「Tintri VMstore」になっている。
未知の脆弱性を突く攻撃(ゼロデイエクスプロイト)や高度なマルウェア攻撃であっても防御可能にするとともに、ある仮想デスクトップで急激な負荷が発生してもほかの仮想デスクトップの性能に影響しないよう自動的に調整して安定した性能を提供する。問題が発生した際も、仮想デスクトップ単位で仮想マシンストレージネットワークそれぞれの遅延発生箇所を単一の画面で可視化でき、速やかに対処できる。
「EgisDesktop」の主な販売対象は、中規模~大規模企業、官公庁・自治体で、拡張が容易な500利用者版「EgisDesktop 500」と、大規模環境向けの1000利用者版「EgisDesktop 1000」の2モデルを用意している。今後、小規模環境向け200利用者版も提供する予定だ。
なお、「EgisDesktop」の開発にあたり、ネットワンパートナーズはNTTネオメイトと、Trapsが仮想デスクトップにもたらすセキュリティとTintri VMstoreが基盤にもたらす安定した性能について、共同検証を実施した。