永和システムマネジメントは2017年9月22日、ユーザー企業が使っているExcelファイルを、米Googleのクラウド型グループウェアソフト「G Suite」へと移行するサービス「HIKKOSHI クラウド for Excel」を開始すると発表した。
VBAが組み込まれたマクロ付きのExcelファイルを、Googleスプレッドシートに変換して移行するサービスである。独自の変換エンジンを用いて、マクロ付きのExcelファイルを「Google Apps Script」に自動的に変換する。これにより、使い勝手を変えることなく、Excelの資産をクラウドへ移行できる。
ユーザー企業は、専用に用意したサイトからExcelファイルをアップロードすることによってサービスを利用する。概ね1週間前後(変換から動作確認までの期間。プログラムの規模により期間は変動する)で、Googleドライブ上で利用できるようになる。
類似のサービスとして、Accessで構築したシステムをWebアプリケーションに変換してG Suite上に移行するサービス「HIKKOSHI クラウド for Access」や、手作業で行ってきた業務をGoogle Apps Scriptを活用してG Suite上に移行するサービス「KAIZENクラウド」を提供している。これらすべてを合わせて「クラウドマイグレーションサービス」としてシリーズ化する予定である。