NTTデータは2017年9月27日、顧客の行動データを利用した“リアルタイムマーケティング”を実現するシステム構築サービスを10月1日から提供すると発表した。自社サイト以外での顧客の行動を把握した上で、顧客が興味を持ったタイミングを逃さずにアプローチできるようになるという。
NTTデータは、顧客の行動データを利用した“リアルタイムマーケティング”を実現するシステム構築サービスを提供する。システムの構成要素として、unerryの位置情報データ基盤「Beacon Bank」と、トレジャーデータのデータ分析サービス「TREASURE CDP」を使う。Webアクセスログなどの各種ログと実世界での位置情報ログを取り込んでマーケティングに利用することにより、自社サイト以外での顧客の行動をオンラインと実世界の両面から知ることができる。
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今回のシステム構築サービスを利用すると、顧客の行動を把握した上で、リアルタイムにマーケティング施策を実施できるようになる。顧客の興味・関心を即座に収集し、顧客が興味を持ったタイミングを逃さずに、顧客にあったアプローチを実現できるとしている。
背景について同社は、自社データを中心としたマーケティング分析では、顧客に対する理解は自社のスコープを超えられないことを挙げている。「顧客の興味・関心を広範囲に捉えてタイムリーに提供を行いたいという要望に応えることができていなかった」という。
Beacon Bankは、ビーコンをシェアして利用できるサービス基盤である。登録されているビーコンを自由に使って位置データを取得できるので、エリアマーケティングなどに利用できる。
TREASURE CDPは、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)を標榜するデータ分析ソフトである。Webサイトや実店舗など様々な販売チャネルにおける行動ログを収集し、メール配信サービスなどの各種のマーケティングツールと連携してマーケティング施策を実行できる。