ネットワンパートナーズは2017年10月23日、店舗のWi-Fiを活用したデジタルマーケティングを実現する小売業向けクラウドサービス「Volare」を発表、同日販売を開始した。開発会社は米Cloud4Wi。
ネットワンパートナーズの「Volare」の機能は2つある。1つ目の「手軽なゲストWi-Fi認証機能」は、簡単にWi-Fiに接続できるようにする機能である。効果として、Wi-Fi利用者数を増やすことができる。もう1つの「豊富なマーケティング機能」は、Wi-Fi利用者に向けて広告や割引クーポンを配信する機能である。効果として販売促進になる。
Volareによって導入店舗は、既設のWi-Fiネットワークを活用しながら、来店者数の増加と、滞在時間の増加を実現できる。さらに、各種のマーケティング活動によって、売上の向上や顧客ロイヤリティの向上を図ることができる。
サービス提供の背景について同社は、来店者数の増加を目的としたWi-Fi接続サービスを提供する小売店舗が増えている一方で、接続認証が煩雑で利用者が伸びないという課題や、Wi-Fiサービスを上手く販売促進につなげられていないという課題を挙げている。
ゲストWi-Fi認証機能では、主要ベンダーの無線LANアクセスポイントと、SNSとの連携機能を活用し、簡単に認証を受けられるようにした。主要なソーシャルメディアと連携しており、来店者はSNSのアカウントでログインするだけで、簡単にゲストWi-Fiサービスを利用できる。SNSアカウント以外にも、SMS、メール、ID/パスワードなどが使える。
Wi-Fi接続時に表示するページや、認証画面を兼ねた店舗情報ページを作成可能できる。テンプレートに画像や文字を入れるだけの作業によって、ブランドイメージに沿ったページを簡単に作成できる。新商品情報やキャンペーン情報などをWi-Fiサービス利用者に提供できる。
もう1つのマーケティング機能では、Wi-Fiサービス利用者に向けて、広告、割引クーポン、ダイレクトメッセージなどを配信できる。配信のタイミングや配信対象者も制御できる。これらの情報を配信するタイミングや配信対象者も制御できる。