Preferred Networksは2017年11月14日、PFNが構築したスーパーコンピュータシステム「MN-1」が、2017年11月のスーパーコンピュータ性能ランキング「TOP500リスト」において、産業領域のスーパーコンピュータにおける世界12位、国内1位として登録されたと発表した。すべてのスーパーコンピュータを含むランキングでは世界91位、国内13位となる。
スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500(www.top500.org)」の最新版(2017年11月公開)において、PFNが構築したスーパーコンピュータのMN-1が、産業領域のスーパーコンピュータにおける世界12位、国内1位として登録された。TOP500は、密行列の並列処理性能を競うベンチマーク「LINPACK」の高得点ランキングであり、MN-1のLINPACKベンチマーク値は1.391PFLOPS。
MN-1は、ディープラーニングの研究開発を目的にPFNが2017年9月に稼働させた、GPUベースのスーパーコンピュータシステムである。NTTコミュニケーションズの東京第4データセンターに置かれており、GPUの基盤としてNTTコミュニケーションズとNTTPCコミュニケーションズのサービスを利用している。GPUは、米NVIDIAの「Tesla P100」を1024個使っており、理論上のピーク性能は合計で4.7PFLOPSになる。
- TOP500リストの2017年11月版(https://www.top500.org/lists/2017/11/)
- MN-1のスペックとLINPACKベンチマーク値(https://www.top500.org/system/179178)
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