三井住友フィナンシャルグループおよび三井住友銀行が、RPA導入を推進している。4社の外資系コンサルティング会社と日本IBM、RPAツールベンダーのUPathによる大型プロジェクトで、三井住友銀行の全社で適用可能と判断されたあらゆる業務にRPAを導入していく。将来的にはグループ全体にRPA導入を拡大させていく考えだ。
既報の通り、三井住友銀行が日本IBMのOCR基盤とRPAツールの連携により紙帳票のデータ化を自動化した。RPAを推進する中で課題となっていた紙帳票について、IBMの「Datacap Insight Edition」を基盤としたOCRの採用により自動化できるようになったというものだ。
ここで、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)および三井住友銀行(SMBC)の進めるRPAプロジェクトとはどのようなものか、という所に視点を当てて、改めて今回の発表を振り返ってみる。
SMFGおよびSMBCが推進するRPAプロジェクトは、本部部署の無駄な業務の廃止、重複業務の集約を進めるとともに、残りの業務に関しても代替可能なものはRPAに移管していくというもの。SMBCの発表によると、このプロジェクトには日本IBMのほか、アクセンチュア、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング、デロイト トーマツ コンサルティング、PwCコンサルティングという4社のコンサルティングファーム及びRPAツールベンダーのUiPathが係わっている。
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