富士通マーケティングは2017年11月21日、オンプレミスのOracle Database環境をクラウドサービスの「Oracle Cloud」へと移行するサービス「Oracle Cloud 移行サービス」を発表、同日提供を開始した。価格は個別見積もりで、販売目標はOracle Cloudの導入支援サービス全体で今後2年間で300社。
Oracle Databaseをオンプレミス環境からクラウド環境へと移行するSIサービスをメニュー化した。関連サービスとして、オンプレミスで稼働中のOracle Databaseの災害対策サーバーをクラウド上に構築するサービスや、クラウド環境にVPN接続するサービス、クラウド環境のログを監視・解析するサービスなども順次提供する。
富士通マーケティングが蓄積したOracle Databaseの構築ノウハウやスキルをパターン化しているため、推奨設定で導入することにより、短期間での環境構築や確実な移行が可能としている。また、Oracle Cloudは、富士通の国内データセンターから提供する。Oracle Cloudの導入支援サービス体系は表1のとおり。
サービス名 | サービス概要 | 提供開始日 |
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Oracle Cloud 環境構築サービス | Oracle Cloudを利用する上で必要な初期導入作業を実施 | 2017年11月21日 |
Oracle Cloud 移行サービス | オンプレミスで稼働しているOracle DatabaseをOracle Cloud基盤のOracle Databaseサーバーへ移行 | 2017年11月21日 |
Oracle Cloud DR構築サービス(仮称) | オンプレミスで稼働中のOracle Databaseサーバーの災害対策サーバーをOracle Cloud基盤に構築 | 2018年2月予定 |
Oracle Cloud ネットワーク構築サービス(仮称) | Oracle Cloudにセキュアに接続するVPN環境を構築 | 2018年2月予定 |
Oracle Cloud セキュリティサービス(仮称) | Oracle Cloudのログを監視、解析 | 2018年2月予定 |