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アラクサラ、コアスイッチ「AX8300Sシリーズ」の5Uコンパクトモデルを発表

2017年12月4日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アラクサラネットワークスは2017年12月4日、シャーシ型コアスイッチ「AX8300Sシリーズ」のコンパクトモデル「AX8304Sモデル」を発表した。2018年3月から出荷する。特徴は、5Uラックマウント大というコンパクトな筐体でありながら、装置あたり24万デバイスを収容できるなど拡張性を担保したこと。価格(税別)は最小構成で458万円から。

 アラクサラネットワークスの「AX8304Sモデル」は、シャーシ型のコアスイッチ機器である。レイヤー2およびレイヤー3スイッチ機能を提供する。特徴は、コンパクトなきょう体でありながら直収可能な機器が多いことや、無停止型のアーキテクチャを採用して可用性に注力していること、バーストトラフィックの平準化など各種のセキュリティ機能を備えること、などである。

写真1●AX8304Sモデルの外観(出所:アラクサラネットワークス)写真1:AX8304Sモデルの外観(出典:アラクサラネットワークス)
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 筐体は5Uラックマウント大。性能は、1台で20本の10Gビット/秒のEthernet回線をワイヤレートで利用できる。収容できる端末/デバイスは、MACアドレスのARP/NDPエントリ数が装置あたり最大24万件、ACL(アクセス制御リスト)のエントリ数が装置あたり最大12万8000件。

 無停止型のアーキテクチャを採用しており、機器障害時のCPU切替時に、経路表とプロトコル状態の両方を維持できるとしている。プロトコル状態も装置内で維持することから、隣接ルーターがGraceful Restart対応品でなくてもCPU切替時の中継を維持できる。OSPFやBGPの耐障害性が向上するとしている。

 セキュリティを高める機能の1つとして、フロー単位での統計機能を備える。あらかじめ指定しておいたフローごとにバイト数やパケット数の流量を測定し、これをコマンドラインやSNMPを介して表示できる。この情報を解析することにより、異常の検知などが可能になる。また、スイッチからセキュリティ装置やサーバーへパケットを出力する際にバースト的なトラヒックを自動的に平滑化する機能も備える。

 性能面での主な仕様は以下の通り。最大スイッチング容量は800Gbps。最大パケット処理性能は240Mbps。最大ポート数は、100GBASE-R(CFP)×4、40GBASE-R(QSFP+)×16、10GBASE-R(SFP+)×48、1000BASE-X(SFP)×96、1000BASE-T×96。エアフローは前面吸気、背面排気。外形寸法は幅443×奥行き602×高さ222mmで、重さは最大搭載時に65kg。

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