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さわやか信用金庫、外訪端末のカメラで顧客のマイナンバーを収集するシステムを稼働

2017年12月22日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

さわやか信用金庫は2017年12月22日、営業員の外訪端末に搭載されたカメラを使って顧客のマイナンバーを収集するシステムを構築したと発表した。2018年1月から順次稼働を開始する。集金業務や預かり業務を行う営業支援システムと組み合わせて利用する。SIベンダーはNECで、NECのパッケージシステムを導入した。

 新たに導入したマイナンバー収集システムは、集金業務やセールス活動に利用する営業員の外訪端末を使って、顧客の個人情報(マイナンバーや運転免許証など)を収集するシステムである。

 外訪端末のカメラと、マイナンバー撮影アプリを使って、マイナンバー通知カードやマイナンバーカード、運転免許証などの券面を撮影する。端末のアプリが備えるOCR(光学文字認識)機能によって、マイナンバーなどの情報を得る。

 撮影した本人情報は、即時にマイナンバー管理サーバーに送信する。外訪端末内には撮影データもマイナンバーも保持しない仕様であるため、外訪端末の紛失・盗難の際も情報が漏洩しないとしている。

 外訪端末の通信には、モバイル専用線を活用する。これにより、外出先でも安全に本人情報を収集できる。また、マイナンバー管理サーバーに保存した顧客情報は、すべて暗号化している。

 さわやか信用金庫は、本システムの導入により、顧客のマイナンバー収集における応対時間を短縮する。これにより、融資や資産運用などの提案時間を捻出し、顧客サービスを向上させる。また、紙による運用を廃止することにより、顧客情報が記載された用紙の紛失リスクを低減する。

 なお、さわやか信用金庫とNECによれば、営業員の外訪端末に搭載されたカメラを利用し、OCR機能やQRコード読取機能を用いて顧客のマイナンバー収集を行うシステムの構築は、信用金庫で初である。

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