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HPE、障害を予測するストレージ監視クラウド「InfoSight」を3PARでも利用可能に

2018年3月7日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ヒューレット・パッカードは2018年3月7日、ストレージ製品の最新情報の説明会を開き、主に、HPE Nimble Storageについて説明した。HPE Nimble Storageの機能で、ストレージの稼働状況をリモートで監視/分析するクラウドサービス「InfoSight」を、HPE 3PARなど他のストレージでも利用できるようにする。3PARの最新製品から順次、HPE InfoSightにデータを送信できるようになる。

写真1:HPE InfoSightについて説明する、米Hewlett-Packard Enterprise(HPE)でNimble Storage分析&カスタマーサポート担当バイスプレジデントを務めるRod Bagg氏写真1:HPE InfoSightについて説明する、米Hewlett-Packard Enterprise(HPE)でNimble Storage分析&カスタマーサポート担当バイスプレジデントを務めるRod Bagg氏
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 HPE Nimble Storageの特徴は、大きく2つある。1つはNVRAM(不揮発性メモリー)をライト(書き込み)キャッシュとして使い、書き込み速度を高めていること。もう1つは、ストレージの稼働状況をリモートで監視/分析するクラウドサービス「HPE InfoSight」を提供していること。HPEでは、Nimble Storageの買収後、HPE InfoSightを3PARなど他のストレージでも使えるようにすることを表明している。

 HPE InfoSightでは、ユーザー企業に設置したストレージやサーバーの監視データを5分おきにクラウドに転送し、グラフやチャートで可視化する。さらに、こうして収集した監視データを自動で分析し、近い将来の性能や容量を予測する。問題発生の予兆を検知し、解決策を通知する。

 同社によると、ストレージが遅いといった問題が発生する場合、根本原因の半分以上はストレージ以外の要因による。ストレージが原因となっているケースは半分に満たない。HPE InfoSightは、ストレージが遅い原因を突き止めることに役立つ。例えば、HPE InfoSightは、VMware vCenter ServerからVMware仮想マシンの性能情報を収集して可視化する機能も備える。

 説明会では、3PARの最新版でHPE InfoSightを使えるようにすることを示すとともに、HPE InfoSightのメリットの1つである障害予兆検知機能について説明した。

 HPE InfoSightは、起こりうる障害を事前に予測し、根本原因を突き止めて、解決方法をレコメンドする。Nimble Storageのケースでは、発生する障害の86%は、事前に予知して是正策をユーザーに提示したという。将来的には、解決も自動で行い、自律型にするという。

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