セールスフォース・ドットコムは2018年3月15日、高度なコーディングは不要で、IoTデータとSalesforce CRMを短期間で連携させる「Salesforce IoT Explorer」の提供を国内で本格的に開始した。価格は月額72万円から(トランザクション件数による)。
IoT Explorerは、IoTデータを業務プロセスに必要な情報に変えるプロジェクトに要する時間と人材、およびコストを削減する。人を問わずにIoTデータをSalesforceの顧客エンゲージメントを支えるシステムと連携して活用することが可能になり、能動的な営業やサービス、マーケティングといったビジネスプロセスの構築と採用ができるようになる。具体的には以下の機能を含んでいる。
- ローコードによるオーケストレーション
- コーディングをあまり必要としないローコード(Low Code)による簡単な操作を提供するインタフェースを備えている。ユーザーはポイント&クリックの操作で、任意のコネクテッドデバイス(インターネットに接続されたデバイス)に対するルールベースの自動化を確立することができる。
- 顧客コンテキスト
- コネクテッドデバイス・センサー・アプリケーションデータをSalesforceと連携することで、すべてのデータを顧客情報と掛け合わせ、リアルタイムな顧客コンテキストを提供する。
- 顧客エンゲージメントの強化
- コネクテッドデバイスを通じて取得する顧客の状況を、データを通してリアルタイムに活用することで、営業・サービス・マーケティングが部門を横断し、先手を打つサービスを提供することで、顧客体験を変革し、顧客とのエンゲージメントをより強固なものにできる。
ローコード / Salesforce / データ連携
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