さくらインターネットは2018年3月27日、さくらのクラウドの新機能として、あらかじめ管理者が指定した1台のサーバーに限って操作できる「シングルサーバコントロールパネル」を発表、同日提供を開始した。作業者は、この管理画面を使って、サーバー1台の電源とコンソールを操作できる。料金は無料。
さくらインターネットの「シングルサーバコントロールパネル」は、クラウド上に複数台あるサーバーのうち、1台だけを操作できるコントロールパネルである。シングルサーバコントロールパネルを利用する作業者は、管理者が指定した1台のサーバーについてのみ、電源とコンソールを操作できる。
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管理者は、サーバー1台1台を個別に制御する権限を持ったAPIキーを発行する。利用者は、このAPIキーを使ってログインすることで、対象のサーバー1台だけを操作できるようになる。
サービス提供の背景について同社は、「社内のシステムやネットワーク全体は見せずに、対象のサーバーの構築や保守のみを外部業者に委託したい」といった需要を挙げる。従来は、利用範囲を制限したい場合に、ユーザーアカウントを分ける必要があったという。
今回のシングルサーバコントロールパネルを使えば、ユーザーアカウントを分けることなく、1台のサーバーを操作するための必要最低限の機能を備えたコントロールパネルを簡単に提供できる。
機能 | 許可される操作 |
リソース閲覧 |
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サーバー操作 |
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