NECは2018年5月15日、RAS(信頼性、可用性、保守性)機能に注力した基幹業務向けのPCサーバー機「NX7700xシリーズ」のラインアップを強化し、新製品5機種を発表、同日販売を開始した。これに合わせ、システムの可用性や保守性を高める運用サービス「システムマネジメントサポート」の対象にNX7700xシリーズを含めた。
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NX7700xシリーズは、ファームウェア技術などによってRAS(信頼性、可用性、保守性)機能に注力した、基幹業務向けのPCサーバー機である。きょう体はラックマウント型で、OSとしてLinux(Red Hat Enterprise Linux、Oracle Linux)やWindows Server、サーバー仮想化ソフトならVMware ESXiが動作する。関連サービスとして、メインフレームやRISC UNIXからNX7700xシリーズをベースとしたLinuxシステムへの移行を支援するSIサービスを提供している。
今回、NX7700xシリーズに新製品5機種を追加した。最大4CPU構成(最大112コア)で標準2CPU構成の「A5012M-4」や、標準1CPU構成として価格を抑えた「A5010M-4」、2CPU構成(最大112コア)だがメモリーや拡張スロットの拡張性を高めた「A5012L-2」、などを用意した。最長10年間にわたって保守サービスを提供する「長期保守対応モデル」も用意している。
今回の新機種に合わせて、顧客システムの可用性や保守性を高める運用サービス「システムマネジメントサポート」も強化し、NX7700xシリーズ向けの「NXサポートオプション」を新設した。顧客システムの全体を把握したアカウントサポートチームが製品技術専門スタッフと連携し、システム障害や技術問い合わせに対応する。ハードウェアの故障検出機能などを活用し、稼働品質状況の管理や定期報告を行うことで、顧客システムを安全に運用するとしている。
製品名 | 価格(税別) | 出荷開始日 |
NX7700x/A5012M-4 | 341万8,000円から | 2018年6月29日 |
NX7700x/A5012L-2 | 429万2000円から | 2018年6月29日 |
NX7700x/A5010M-4 | 194万3000円から | 2018年6月29日 |
NX7700x/A5012L-2D | 268万7000円から | 2018年9月28日 |
NX7700x/A5012L-1D | 253万円から | 2018年9月28日 |
NX7700x/A5012M-4 (長期保守対応モデル) |
要問い合わせ | 2018年6月29日 |
NX7700x/A5010M-4 (長期保守対応モデル) |
要問い合わせ | 2018年6月29日 |
NX7700x/A5012L-2D (長期保守対応モデル) |
要問い合わせ | 2018年9月28日 |