NTTデータは2018年5月24日、キャッシュカードを必要とせず、スマートフォンでQRコードを撮影するだけでATM(現金自動預払機)による入出金ができる機能を、北越銀行(本店:新潟県長岡市)が2018年5月28日から提供すると発表した。北越銀行アプリの利用者は、セブン銀行のATMで同日から利用できる。
QRコードによる入出金機能は、金融機関向けスマートフォンアプリ「My Pallete」の追加機能として提供したものである。全国に2万4000台以上あるセブン銀行のATMにおいて、画面に表示されたQRコードを撮影することで入出金の取引ができる。金融機関の利用者は、キャッシュカードを使わずにスマートフォンだけでATMを利用できる。
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北越銀行(2021年1月に第四銀行が北越銀行を合併、同月、第四北越銀行に商号変更)は同機能の第1号ユーザーである。北越銀行アプリの利用者は、アプリ上でATM取引を行うための利用登録(初回のみ)を行うだけで、利用を開始できる。利用者はATMに表示されるQRコードをスマートフォンで撮影し、アプリに表示された番号をATMに入力することで、ATMでの入出金を行える。
スマートフォンは、QRコードを読み取れる端末であれば、AndroidでもiOS端末でも、どちらでも利用できる。
NTTデータは今後、本機能を各金融機関の自行ATMにおいても提供する。また、銀行のキャッシュカードだけでなく、証券や保険で発行するカードのカードレス化も視野に入れる。