フロムスクラッチとNTTデータは2018年5月25日、小売電気事業者に向けて、データ活用およびデジタルマーケティングを推進するサービスを同日付けて提供すると発表した。
フロムスクラッチのマーケティング基盤サービス「b→dash」を使い、マーケティングをデジタル化する。さらに、NTTデータの電気事業者向けクラウドサービス「ECONO-CREA」のデータを、デジタルマーケティングに活用する。
b→dashは、企業が保有する顧客データ、広告データ、購買データなど、マーケティングプロセス上に存在するビジネスデータを、一元的に取得、統合、活用、分析する、SaaS型のマーケティングアプリケーションである。
一方のECONO-CREAは、電力ビジネスに必要な機能を一元的に提供する、クラウド型のアプリケーション基盤である。電力小売事業に必要な顧客管理、料金計算、需給管理などの機能を提供する。
協業の背景について両社は、電力小売の完全自由化によって競争環境が激化する中、電力提供に加えて、市場ニーズを捉えた付加価値サービスの提供が求められていることを挙げている。「需要分析などが課題となっている」という。
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